終末世界で少女たちは何を届けるのか?
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は神ゲーなのか、それともクソゲーか。
2055年の東京を舞台に繰り広げられるビジュアルノベルゲームの真価を、徹底レビューでお届けします。
対応機種はSwitch・PC。
ビジュアル、シナリオ、キャラクター、システム面まで、良い点・悪い点を深掘りしながら、最終的な評価を100点満点で判定!
この記事を読めば、買うべきかどうか一目で分かる!

終末系のビジュアルノベルって、それだけでドキドキなんだもんっ。

この世界の終わりに咲く希望の物語、徹底的にレビューして参ります!
VIRTUAL GIRL @ WORLD’S ENDとは
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は、終末世界の東京を舞台に展開する近未来型ビジュアルノベルゲームです。
人類が崩壊に瀕した2055年、希望を発信し続ける少女たちが、最後の舞台として選んだのは「ライブ配信」。
現代的な要素とSF、感情に訴えるドラマが融合し、感動と衝撃のストーリーを紡ぎ出します。
プレイヤーは、配信プラットフォームを通じて繋がる少女たちの支援者となり、彼女たちの言葉・行動・選択を見届けていきます。
選んだルートによって物語が大きく分岐し、マルチエンディングとなっているのも大きな特徴です。
世界観とストーリー
物語の舞台は2055年の東京。
環境破壊とAI戦争により崩壊した世界で、少女たちは「VIRTUAL GIRL」として生き残った人類にメッセージを届けるという使命を背負います。
本作は、プレイヤーの選択により希望の未来か、あるいは完全な終焉かが決まる、強烈なストーリーテリングが魅力です。
プレイヤーが体験する物語
プレイヤーは、「支援者」として少女たちのライブ配信をモニターします。
彼女たちが語る思い、選択する行動、時には涙を見せる瞬間…。
その全てを見届けることで、ゲームの世界に強く没入していきます。
特に注目すべきは、リアルタイムチャットや視聴者投票風の演出が組み込まれており、没入感が非常に高い点。
まるで本当に彼女たちを応援しているかのような体験を提供してくれる、没入系ノベルゲームとなっています。
VIRTUAL GIRL @ WORLD’S ENDの発売日・定価・対応機種・ジャンル・メーカー
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は、近未来を舞台にした感情没入型ビジュアルノベルとして、2025年に発売されました。
対応プラットフォームはNintendo Switch・Switch2・PC(Steam)で、次世代機であるSwitch2にも最適化対応されています。
特にPC版では高解像度に対応し、より美麗なグラフィックと臨場感ある演出を楽しめます。
ここでは、発売日・価格・ジャンル・メーカー情報を正確にまとめてご紹介します。
発売日・価格
項目 | 内容 |
---|---|
発売日 | 2025年6月12日 |
定価(Switch/Switch2) | 5,980円(税込) |
定価(Steam) | 4,980円(税込) |
対応プラットフォーム
- Nintendo Switch
- Nintendo Switch2
- PC(Steam)
ジャンルと開発会社
項目 | 内容 |
---|---|
ジャンル | 終末系ビジュアルノベル / 感情没入ADV |
開発・販売 | Digital Curtain(デジタルカーテン) |
VIRTUAL GIRL @ WORLD’S ENDの良い点
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は、終末という重厚なテーマを扱いながらも、プレイヤーを引き込む力を持った作品です。
ここでは特に評価が高いビジュアル・音楽・キャラクター・演出・シナリオの5つの要素を中心に、その魅力を掘り下げていきます。
ビジュアルと音楽のクオリティが高い
本作の最大の魅力のひとつは、近未来かつ退廃的な東京を描いた背景美術と、繊細かつスタイリッシュなキャラクターデザインにあります。
廃墟となった渋谷駅や、ドローンが舞う空など、細部まで描き込まれた背景は圧巻です。
また、BGMはピアノ・エレクトロニカをベースに構成されており、儚さと希望が共存する音世界を演出しています。
キャラクターと声優の演技力が素晴らしい
少女たちそれぞれにバックボーンが設定されており、表面だけの記号的なキャラではなく、内面まで作り込まれた「生きた存在」として描かれています。
特に、主人公格の「アイリ」や「ナノカ」は、声優の熱演もあいまって感情移入しやすく、プレイヤーの心を動かします。
人気声優陣による豪華なキャストも話題となっています。
シナリオが感情を揺さぶる
プレイヤーの選択によって、少女たちの運命が大きく変化するマルチエンディング構造も非常に高評価です。
一見平凡なルートが、突如として衝撃的な展開へと転じたり、静かな感動に包まれる結末に繋がったりと、プレイヤーの心に深く残るストーリーテリングが光ります。
また、配信型の構造を活かしたメタ的な演出もあり、プレイ後に誰かと語り合いたくなる余韻を残します。
VIRTUAL GIRL @ WORLD’S ENDの悪い点
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は高評価ポイントが多い一方で、いくつかの弱点や惜しい点も指摘されています。
ここでは、ユーザーの声やレビューをもとに、プレイ体験に影響するマイナスポイントを紹介します。
周回プレイのテンポがやや重い
マルチエンディングを採用しているため、複数回プレイが前提となりますが、既読スキップや選択肢ジャンプの機能が不十分です。
特に3周目以降になると、既視感とテンポの悪さが顕著に感じられる場合があります。
今後のアップデートでUIの改善が期待されます。
一部ルートの完成度に差がある
主要キャラのルートは非常に濃密で感動的ですが、サブキャラに関しては展開がやや薄く、終わり方が唐突な場合もあります。
そのため、すべてのルートを丁寧に回収したいプレイヤーにとっては、満足度に差が出てしまう可能性があります。
一部システム面での不便さ
例えば、チャット風インターフェースの操作感や、配信中のコメント表示の切り替えなどがやや煩雑です。
世界観や演出の一部として考えれば許容範囲ですが、快適性を重視するユーザーには不親切に感じられることもあるでしょう。
VIRTUAL GIRL @ WORLD’S ENDは神ゲーかクソゲーか?(結論)
「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は、ジャンルとしてはニッチなビジュアルノベルでありながら、高水準の演出とシナリオで多くのプレイヤーに感動を与える作品となっています。
その一方で、操作面や一部ルートの作り込みにおいて改善の余地があるのも事実です。
以下に、5つのパラメーターに基づいた総合評価をまとめます。
評価項目 | スコア(20点満点) | 解説 |
---|---|---|
ストーリー | 19/20 | 終末世界×配信という斬新なテーマと、感情に訴える演出が高評価。 |
キャラクター | 18/20 | 個性豊かで心を動かされる描写。主要キャラは特に魅力的。 |
ビジュアル・音楽 | 20/20 | 背景・演出・BGMすべてにおいて完成度が高く、世界観に没入できる。 |
操作性・UI | 14/20 | 周回機能やチャットUIに不便さがあり、改善の余地あり。 |
リプレイ性 | 15/20 | マルチエンディングは魅力だが、周回プレイがやや冗長。 |
総合評価 | 86点 / 100点 |
総合的に見て、「VIRTUAL GIRL @ WORLD’S END」は間違いなく「神ゲー寄り」と言える作品です。
ストーリー性や演出、音楽の美しさは他のノベルゲームと比較しても頭ひとつ抜けており、物語を深く味わいたいプレイヤーにとっては必見の一本です。
ただし、快適な操作性や周回効率を求めるプレイヤーには、若干のストレスを感じる場面もあるため、その点を理解した上で購入を検討すると良いでしょう。

ゲームで感動してボロ泣きする準備はバッチリだから、タオル3枚持ってプレイするわっ!

俺も全ルート制覇して、エンディングで号泣する覚悟です!
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