『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、あの名作RPG『幻想水滸伝』シリーズの第1作と第2作を高画質化したリマスター版です。 しかし、リマスター版には賛否両論がつきもの。本作は神ゲーなのか?それともクソゲーなのか?
オリジナル版を愛するファンからの期待も大きい一方で、「グラフィックのリマスターは成功したのか?」「バグはないのか?」といった疑問も浮上しています。 さらに、新規プレイヤーでも楽しめる作品に仕上がっているのか、気になるところですよね。
本記事では、『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の発売情報や特徴を紹介しつつ、実際の評価をもとに神ゲーかクソゲーかを徹底検証していきます!


『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』とは
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、1995年に発売された『幻想水滸伝』と、1998年に発売された『幻想水滸伝II』をHDリマスター化したタイトルです。 KONAMIが手がけるこのリマスター版では、オリジナルのドット絵やBGMの雰囲気を尊重しながら、現代のプレイヤーにも遊びやすい形で進化しています。
オリジナル版との違いは?
本作は、単なるグラフィックの向上だけでなく、ゲームプレイの快適性も向上しています。 主な変更点は以下の通りです。
- グラフィックの高解像度化:キャラクターや背景のドット絵がHD化され、美しく滑らかになりました。
- サウンドのリマスター:オリジナル版の名曲をより高音質で楽しめます。
- 倍速・オートバトル機能:戦闘をスピーディーに進めることが可能になり、テンポよくゲームを進められます。
- エフェクトやUIの改善:メニュー画面やエフェクトが調整され、より見やすくなっています。
ストーリーの魅力
『幻想水滸伝』シリーズは、108人の仲間を集める壮大なストーリーが特徴です。 戦争や裏切り、仲間との絆を描く物語が多くのファンに愛されてきました。
特に『幻想水滸伝II』は、シリーズの中でも最高傑作と称されることが多く、感動的なストーリーや魅力的なキャラクターが話題となりました。
なぜ今、リマスターなのか?
本作のリマスター化は、近年のレトロゲームブームの影響もあるでしょう。 また、KONAMIは過去の名作を再評価し、復刻する動きを見せており、本作もその一環といえます。
オリジナル版をプレイしたことがあるファンにとっては懐かしさを感じることができ、新規プレイヤーにとっては初めて触れる名作RPGとして楽しめる作品になっています。
発売日・定価・対応機種・ジャンル・メーカー
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の基本情報を以下にまとめました。
タイトル | 幻想水滸伝 I&II HDリマスター |
---|---|
発売日 | 2025年3月6日 |
定価 | 5,500円(税込) |
対応機種 | Nintendo Switch、PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam |
ジャンル | RPG |
メーカー | KONAMI |
プレイ人数 | 1人 |
どの機種でプレイするのがベスト?
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、家庭用ゲーム機とPCの両方でプレイ可能です。 機種ごとの特徴を比較してみましょう。
- Switch版:携帯モードで手軽にプレイできるが、処理性能は他機種よりやや劣る可能性あり。
- PS5・PS4版:据え置きで快適なプレイが可能。高解像度のグラフィックを楽しめる。
- Xbox版:性能面ではPSと同等。Game Pass対応の可能性も?
- Steam版:MODの活用やカスタマイズができるが、動作環境はPCスペックに依存。
予約特典・限定版はある?
現在、KONAMI公式サイトでは予約特典としてクリアファイルやアクリルボードなどが用意されています。 また、一部店舗では限定版の販売も予定されているようです。
予約特典は店舗によって異なるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の良い点
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、オリジナル版の魅力を活かしながら、現代向けに改良が施されています。 ここでは、本作の良い点を詳しく解説します。
1. グラフィックのHDリマスターで美しく進化
本作の最大の特徴は、ドット絵を活かしつつ、背景やキャラクターが高解像度化されている点です。 オリジナルの雰囲気を崩さずに、より鮮明で美しいビジュアルになっています。
- キャラクターや背景のドットが高精細に
- エフェクトや演出が強化され、没入感が向上
- UIデザインも最適化され、視認性が向上
2. BGMの高音質化で名曲が蘇る
『幻想水滸伝』シリーズの魅力の一つであるBGMもリマスターされ、高音質で再収録されています。 特に『幻想水滸伝II』のBGMは、感動的なシーンをさらに引き立てる名曲が多いため、音楽面の向上はファンにとって嬉しいポイントです。
3. 快適なプレイ環境を実現する新機能
オリジナル版をプレイした人なら、「昔はここが少し不便だったな…」と感じた部分もあったかもしれません。 本作では、以下のような機能が追加され、より快適に遊べるようになりました。
- 倍速機能:戦闘や移動がスムーズになり、テンポよく進行
- オートバトル機能:ザコ戦をサクサク進められる
- セーブ機能の改良:セーブポイントが改善され、遊びやすくなった
4. 『幻想水滸伝II』を手軽にプレイできる
『幻想水滸伝II』は、シリーズの中でも特に評価が高い作品ですが、過去のハードでしか遊べず、入手困難でした。 本リマスター版では、SwitchやPS5などの現行機で手軽にプレイできるのが大きなメリットです。
5. シリーズ未経験者でも楽しめる
本作はリマスター版でありながら、初めてプレイする人でも楽しめるように改良されています。 特に、シンプルな操作性や分かりやすいストーリー構成のおかげで、RPG初心者でもスムーズに楽しめるでしょう。
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の悪い点
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は多くの改良点がありますが、一方で気になる点や不満の声もあります。 ここでは、本作の悪い点について詳しく解説します。
1. キャラクターのドット絵が変わりすぎている?
オリジナル版のドット絵は、レトロゲームの魅力の一つでした。 しかし、リマスター版では高解像度化されているものの、一部のキャラクターが「違和感がある」と感じるファンもいるようです。
- キャラクターの表情がオリジナルと異なり、違和感を覚える
- 色彩やコントラストの変更で、レトロ感が薄れた
- 背景のリマスターは好評だが、キャラとの調和がやや取れていない
2. 新規要素が少ない
HDリマスター版では、グラフィックや音楽の向上、倍速機能などの改善はありますが、新規シナリオや追加要素はほぼなしです。
そのため、オリジナル版をプレイ済みのユーザーにとっては、「単なるリマスターでは物足りない」と感じるかもしれません。
3. 価格が割高に感じる可能性
リマスター作品の価格設定は賛否が分かれるポイントです。 まだ正式な価格は発表されていませんが、仮に4,000〜6,000円程度であれば、「もう少し安くてもいいのでは?」と感じる人もいるでしょう。
4. ボイス追加なし
最近のRPGでは、キャラクターボイスが付くことが一般的ですが、本作にはボイスが追加されていません。 特に、『幻想水滸伝II』の感動的なシーンはボイスがあるとより引き立つため、「ボイス付きならもっと良かった」という声もあるかもしれません。
5. バグや動作不安定の懸念
リマスター作品は、開発過程での最適化不足により、新たなバグや処理落ちが発生する可能性があります。 過去のリマスター作品でも「バグ修正パッチが必要だった」という事例があったため、本作の完成度がどうなるかは注意が必要です。
6. 幻想水滸伝シリーズの新作ではない
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、あくまで過去作のリマスター版であり、新作ではありません。 ファンの中には、「リマスターも嬉しいが、新作の発表を期待していた」という意見もあるようです。
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は神ゲーかクソゲーか?(結論)
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』の良い点と悪い点を踏まえ、本作が神ゲーかクソゲーかを総合的に評価します。
評価ポイント
以下の5つの観点から本作を採点します。
評価項目 | 点数(20点満点) |
---|---|
グラフィック・演出 | 16 / 20 |
サウンド・BGM | 18 / 20 |
ゲームシステム・快適さ | 17 / 20 |
ボリューム・コスパ | 14 / 20 |
オリジナル版との違い | 13 / 20 |
総合得点 | 78 / 100 |
総評
『幻想水滸伝 I&II HDリマスター』は、グラフィックや音楽の向上、快適なプレイ環境の提供という点で、リマスター作品としての役割を果たしていると言えます。 特に、『幻想水滸伝II』の名作ストーリーを現代のハードで楽しめるのは大きな魅力です。
一方で、新規要素の少なさや、一部のビジュアル変更に違和感を感じるファンもいるかもしれません。 また、ボイス追加や新規シナリオの追加がなかった点は、物足りなさを感じる要因となるでしょう。
結論:神ゲー寄りの良作リマスター
本作は、「神ゲーかクソゲーか?」と問われれば、神ゲー寄りの良作リマスターであると言えます。 オリジナルの魅力をしっかりと引き継ぎつつ、新たなプレイヤーにも楽しめる作品に仕上がっています。
特に、『幻想水滸伝II』を未プレイの人には「名作RPGを体験する絶好の機会」となるでしょう。


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