「アイレムコレクションVol.3」は本当に買うべき名作集か、それとも懐かしさだけのクソゲーか? 往年の名作「ミスターヘリの大冒険」や「ドラゴンブリード」が、最新機種で蘇るこのコレクション。 しかし、古き良きゲームは、今の時代でも通用するのでしょうか? あなたの“買い”かどうかを見極めるために、良い点・悪い点を徹底的にレビューします! 対応機種・価格・発売日情報も網羅。 気になる方はぜひ最後までご覧ください!


アイレムコレクションVol.3とは
「アイレムコレクションVol.3」は、1980〜1990年代にアーケードで人気を博した名作シューティングゲームを収録した復刻パッケージです。 本作は、往年のゲーマーだけでなく、レトロゲームに興味がある新しい世代にもおすすめのタイトルです。 このコレクションでは、ただの移植にとどまらず、当時の複数バージョンを収録し、貴重なプレイ体験が可能になっています。
シリーズの概要と背景
アイレムコレクションは、Tozai Gamesによる「アイレム名作復刻プロジェクト」の一環として制作されたシリーズです。 これまでにVol.1、Vol.2がリリースされており、どれもレトロゲームファンから高評価を得ています。 その第3弾となる本作では、特にアーケード黄金期を象徴する3作品がセレクトされています。
収録タイトルの魅力
本作に収録されているのは以下の3作品(合計7バージョン)です:
- ミスターヘリの大冒険(アーケード版、家庭用版)
- ドラゴンブリード(アーケード版、日本版、海外版)
- 魔法警備隊ガンホーキ(アーケード版、日本版、海外版)
それぞれの作品は、当時の雰囲気を忠実に再現しつつも、現代向けの調整が施されており、操作性や音響面での改良が施されています。 特に「ドラゴンブリード」の巨大ドラゴンを操る感覚は、他の横スクロールシューティングでは味わえない独自性を放っています。
アイレムコレクションVol.3の発売日・定価・対応機種・ジャンル・メーカー
「アイレムコレクションVol.3」は、2025年7月10日に発売予定です。 レトロゲームファンにはたまらない本作は、複数のプラットフォームでプレイ可能となっており、誰でも手軽に楽しめる仕様となっています。
発売日と価格
本作の発売日は2025年7月10日(木)。 通常版の価格は税込3,980円(希望小売価格)となっています。 また、店舗限定の特典版やコレクターズエディションが用意される可能性もあるため、予約情報には注目が必要です。
対応機種とジャンル
対応機種は以下の通りです:
対応機種 | ジャンル |
---|---|
Nintendo Switch | 横スクロールシューティング / アクション |
PlayStation 5 | |
PlayStation 4 | |
Xbox One / Xbox Series X|S |
ジャンルは「横スクロールシューティング」「アーケードアクション」で、スピード感と爽快感に溢れたゲームプレイが楽しめます。
開発・販売元情報
「アイレムコレクションVol.3」は、Tozai Gamesが開発・販売を手掛けており、アイレムのライセンスを活かして高品質な復刻を実現しています。 音楽や演出の再現度にもこだわっており、当時のアーケード筐体での体験を現代で再現しています。
アイレムコレクションVol.3の良い点
「アイレムコレクションVol.3」は、レトロゲームファンだけでなく、初めて触れるプレイヤーにも魅力的なポイントが多数存在します。 単なる懐古趣味にとどまらず、ゲームとしての完成度や再現性が非常に高く、プレイしてみて「あ、これ面白い!」と感じさせてくれるクオリティがあります。
オリジナルの再現度が高い
アーケード版に忠実な再現がされており、当時の挙動・BGM・SEまで丁寧に再現されています。 エミュレーション技術が高く、ラグやズレがほとんど感じられません。 「まさにあの頃のまま」と感じられる体験ができ、ノスタルジックな感動がよみがえります。
バージョン違いも収録された充実内容
ただ1本ずつ収録するだけでなく、「ドラゴンブリード」や「ガンホーキ」は日本版と海外版の両方を収録。 ローカライズやバランスの違いを比較しながら楽しめるのは、レトロゲーマーにとって非常に嬉しいポイントです。
- 日本版:難易度や演出が細かく調整されている
- 海外版:スピード感や攻撃力が異なることも
バージョン違いを遊ぶだけでも、新しい発見があります。
快適なプレイ体験と機能追加
当時のゲームにありがちな「コンティニュー制限」や「理不尽な難易度」などを緩和するために、現代的な便利機能も追加されています。
追加機能 | 内容 |
---|---|
セーブ・ロード機能 | 好きなタイミングでセーブ&リトライ可能 |
リワインド機能 | ミスを巻き戻して即リトライできる |
ビジュアル設定 | CRT風表示やドット強調など自由に調整可 |
これにより、「難しいけど遊べない」ということがなくなり、気軽にレトロゲームの世界へダイブできます。
アイレムコレクションVol.3の悪い点
どんな名作コレクションにも賛否はあるもの。 「アイレムコレクションVol.3」も、すべてのユーザーにとって完璧とは言い切れない点がいくつか存在します。 ここではあえてネガティブな側面にも注目し、購入前の参考になる情報をお届けします。
一部ゲームの操作性にクセあり
「ミスターヘリの大冒険」など、80年代特有の操作仕様がそのまま再現されているため、現代の操作感に慣れたプレイヤーには「もっさり」と感じられることも。 特に移動レスポンスや攻撃ディレイは、慣れるまでややストレスになるかもしれません。
- ジャンプや攻撃にラグを感じる
- 慣れるまで何度もミスしやすい
クラシックゆえの「味」ですが、人によっては「不便」に感じる点です。
ボリューム不足と感じる人も
収録タイトルは3本(+バージョン違い)と決して少なくはないですが、アクション中心でクリアも比較的早いため、物足りなさを感じるユーザーも。 特に現代の大ボリュームRPGなどに慣れている層には、価格に対するプレイ時間が短いと評価される傾向があります。
- 3〜5時間で全作品を一周可能
- やりこみ要素はほぼ皆無
グラフィックはそのままなので好みが分かれる
ビジュアルは当時のドット絵をそのまま再現しているため、「懐かしさ」を感じる一方で、「古臭い」と感じる人も。 グラフィック向上を求めるユーザーにとっては、逆に購入意欲を下げる要素になり得ます。 ただし、CRTフィルターなどの設定があるため、多少のカスタマイズは可能です。
アイレムコレクションVol.3は神ゲーかクソゲーか?(結論)
ここまでの情報を元に、「アイレムコレクションVol.3」が神ゲーなのか、クソゲーなのかを5つの評価パラメーターで総合的に判定します。
5つの評価パラメーター
評価項目 | 点数(20点満点) | 詳細 |
---|---|---|
ゲーム性 | 17点 | 昔ながらの硬派なアクションと、今なお斬新な操作感が魅力。 |
グラフィック | 13点 | 当時のドット絵再現には価値があるが、好みが分かれる。 |
ボリューム | 12点 | 3作品のみで短め。バージョン違いは面白いがやりこみ要素は薄い。 |
操作性・快適性 | 16点 | リワインド・セーブ機能で快適に。古さはあるが調整あり。 |
コスパ | 18点 | 3,980円で名作3本+バージョン違いは良心的。 |
総合評価:76点/100点
「神ゲー」とまではいかないが、明らかに良作寄りの安心して遊べる復刻タイトルです。 特にオリジナルを知っている人には深く刺さる一本であり、ゲーム史に触れたいユーザーにもおすすめできる内容です。 クセはあるが、そこも含めて味わい深い。それが「アイレムコレクションVol.3」です。


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